常に変わる、どんなチャレンジも受け入れる、カオスなパワーで溢れる街SHIBUYA / コミュコレ!2018 [Session1:街とコミュニティ]

 

コミュニティのお祭り、コミュコレ!Community Collection2018

東京カルチャーカルチャーとPeatixがタッグを組んで、素敵なコミュニティを紹介するイベントを、2018年7月19日に開催しました!

ユニークな人の集まりを作り出しているキーパーソンの活動を、一挙ご紹介します!

 

 

Session1:街とコミュニティ

加藤 由将さん(東急電鉄)
横石 崇さん(&Co.)
金川 暢宏さん(渋谷区100人カイギ)

ーでは最初に簡単に自己紹介をお願いします。

加藤さん:
加藤です。「東急アクセラレートプログラム」という東急のベンチャー支援のプログラムをやっています。渋谷に集まるスタートアップを支援して、東急がもつリソースを提供し、成長を加速するという趣旨のものです。

 

横石さん:
「Tokyo Work Design Week」という新しい働き方のためのイベントを主宰しています。最近は鎌倉に一軒家をリノベーションしたオフィスをつくり、クリエイターが集まる拠点を作ったところです。

 

 

金川さん:
本業は通信会社で新規事業プログラムを運営しており、プライベートで渋谷区100人カイギを運営しています。100人カイギとは、もともと港区で始まった「港区100人カイギ」イベントが各エリアに広がったもの。5人ずつのゲストに話してもらって、100名の人が話したら終了するというイベントです。港区は完結し、現在渋谷、相模原で開催されています。

鎌倉と渋谷:街のカルチャーとは

ー横石さん、なんでまた鎌倉に拠点を作ることにしたんですか?

横石さん:
最初に言いますと、僕は渋谷が大好きで、渋谷で活動を続けていくつもりなんです。ただ、なんか最近、「東京が面白くなくなってきた」って言われることがちらほら出てきたような気がするんですよね。でもそれって、もしかして自分のことなんじゃないかと思ったんです。自分の周りに新しいことがなくなったからじゃないかと。東京から飛び出して、新しい出会いを探しに行くのがいいんじゃないかと思っていたら、いつの間にか支配人になっていました。

 

鎌倉って面白い人が集まっているんですよね。カマコンバレー*然り、朝ごはん食べるのに5時間も並ぶようなお店があったり。そういうカルチャーや、ハイセンスな人たちが鎌倉に集まってきていて、面白いです

*カマコンバレー:ITを使って鎌倉を盛り上げていこうという団体

 

加藤さん:
僕らはそういうカルチャーを、渋谷に新しいカルチャーを作るのが仕事だと思ってますね。もともと渋谷ってレコード文化、ギャル文化、ビットバレーと10年おきくらいに流れが生まれてきて、次はなんだ?と思われてると思うんですよね

 

でも、決まってるのがいいのか?と疑問に思うんですよ。まだ決まっていないという「余白」の部分がいいと思っていて。こういうところから新しいものが生まれてくると思うんですよ。余白から文化やアイデアいろんなものがワサワサ出てくる、そしてそれがそれぞれ光ってるという状態がいいのかなと思うんです。

 

とりあえず渋谷に集まれば仲間が見つかる

金川さん:
渋谷で100人カイギやっていて思うのは、ほんと面白いこと、新しいことをやっている人が多いということですね。他の場所じゃ仲間が見つからないようなことでも、渋谷はなんか違う。とりあえず渋谷に集まればなんかできるのでは、という雰囲気がある気がします。港区や、相模原でもやってるんですが、そこともまた違いますね。新しい価値観、既成概念を変えていくような新しい生き方にチャレンジをしている人がたくさんあって、衝撃を受けますね。

※ 100人カイギコミュニティでは、街が活性化して面白いことが起こるこのコミュニティを全国に広めるためのクラウドファウンディングを実施中

新時代のコミュニティ「100人カイギ」を全国に拡げたい [BOOSTER|2018/09/29/23:59まで]

 

渋谷ならではの個性がある場所や集まりがそこかしこに

ーそうですよね、例えば朝日新聞さんが、とりあえず飲もうというノリでスタートアップと投資家が集まれる飲みの場Startup Beersとかやっちゃうみたいな、そういうカオスな集まりが日常的にポコポコある。

 

加藤さん:
投資家サイドとしても、1時間がっつりMTGするのもいいんですが、その前に5分でも話できるのは効率いいんですよね。飲みの場で、2時間で20社くらいにバーっと会って話をして、面白いと思ったら別日にMTGして投資したり、アクセラレートで支援すると決めたりできますし。スタートアップ側にとっても、ビール一杯500円でその機会を手に入れられるのっていいと思うんですよね。

 

横石さん:
100BANCHというパナソニックとロフトワークがやってる支援プログラム&オフィスがあります。ここは経済的成長だけでは測るのが難しそうなエキサイティングなプロジェクトが集まっています。事業ともアートとも判別できないようなプロジェクトばかり。

いろんな顔のある渋谷。みなさんが思う「この街のここが好き」というところとは?

加藤さん:
Challengeableっていうところが本当に好きですね。だってこの前のW杯の時の騒ぎ。あれを他のエリアでやったら暴徒ですよ(笑)。 渋谷だからなんか許されてるところあるけど、ああいうアクションや、スタートアップの取り組みなど、新しいものが生まれるパワーが好きですね。

 

金川さん:
ずっと変わり続けていい街っていうところが好きですね。守るものがあると、あんまり新しいものにチャレンジできなくなる気がするんですけど、変わっていいんだよと言っている街って意外と少ない。前あったものが変わっちゃってもいいよねという雰囲気が渋谷にはある気がします。

 

横石さん:

鎌倉に行ってわかったのですが、思ったより「余白」がないんです。渋谷が好きなのはまだまだ「余白」があるところですね。例えばヒカリエなんて商業施設の中にパブリックスペースがあったり、企業の会いた夜の会議室でイベントやらせてもらったり、そういう空いているスペースを活用して活動できる。だからこそ、こうやって様々なコミュニティ主催者が集まり、コミュニティに優しい街が育っていくんじゃないですかね。

 


Session1に登場いただいた方たちが活動する企業/団体/コミュニティはこちら

加藤 由将さん(東急アクセラレートプログラム
横石 崇さん(&Co.
金川 暢宏さん(渋谷区100人カイギ

100人カイギでは、2018年9月29日 23:59まで、100人カイギを全国に広めるためのクラウドファウンディングを実施中!詳細はこちらをチェック

新時代のコミュニティ「100人カイギ」を全国に拡げたい

 

コミュコレ!Community Collectionは今後も開催していきます。今後の情報は東京カルチャーカルチャーのPeatixグループをチェック!

 

コミュコレ!2018 Sessionレポート一覧

Session1 [街とコミュニティ]
常に変わる、どんなチャレンジも受け入れる、カオスなパワーで溢れる街SHIBUYA

Session2 [カルチャーとコミュニティ]
カルチャーは変わる、作れる、生まれていく。カルチャーと人のつながりを見つめ、新しい動きを仕掛ける人たちが考えていること

Session3 [メディアとコミュニティ]
メディアとコミュニティという新しい挑戦。広く・中立に伝えることを意識してきたメディアが新しく考えるコミュニティとの関わりとは

Session4 [渋谷とコミュニティ]
異なる人々の力をあわせて、街にイノベーションを起こす。これからの渋谷のつくりかた

Session5 [働き方とコミュニティ]
働くことと、つながることの相互作用。新しい働き方の鍵となる「コミュニティ」の力とは

Session6 [健康とコミュニティ]
健康を目的にしなくても、体に良いことはたくさんできる。楽しく、心も豊かになり、パフォーマンスも上がる健康への向き合い方とは

Session7 [未来とコミュニティ]
つくれる「未来」は無限にある。様々な未来をデザインする挑戦者たちが見つめるこれからの世界とは

 

 

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