2014年12月、“場づくりをする人たちの場”として生まれた「Event Salon」。これは、月1回、新しい時代のイベントを表現するテーマを設定し、そのテーマに沿ったゲストスピーカーをお招きするトークライブ型イベントです。
会場となったのは、渋谷にあるオシャレな会員制シェアードワークプレイス「co-ba」。“場の発明”をビジョンに掲げる「ツクルバ」が運営するイベントスペースです。
第3回目のテーマは「参加」。
ネットの仮想コンテンツが増え、リアルな“参加”の体験が今まで以上に特別になりつつある今。身近なところで気軽に参加感を楽しめるのが「イベント」です。
とはいえ、「用意されたものを見る」という参加度20%程度のものから、「みんなが主役となって作り上げる」という90%近いものまで、参加の度合いはさまざま。なかでも、参加度の高い“濃厚参加型”は、通常のイベントよりも強く人を巻き込む分、ユニークな進化を遂げてきました。
今回は、そんな“濃厚参加型”のイベントを主催するスペシャリスト4名をお招きし、来場者を巻き込み夢中にさせるアイデア、環境作りのポイントなどを語っていただきました!
ゲストスピーカーとして登壇されたメンバーはこちら。
・古橋大地さん…「めざせ一億総伊能化! ディープな共有型地図の世界へようこそ」
・宮原直孝さん…「夜の街をぶらぶら!? ナゾすぎる“深夜徘徊イベント”とは」
・アフロマンスさん…「アメリカの砂漠から来た伝説級フェスBurning Japan!」
・安斎勇樹さん…「アカデミックに解き明かす、面白ワークショップ大研究」
「1:100より1+100が面白い」というアフロマンスさんの言葉の通り、濃厚な参加型の世界ではひとりひとりがコンテンツ。個人がふと発した一言、なにげない動作が、想定しない、予想できない面白さを生みだします。
上手に作れば(※どうやって!?)、主催者でさえ驚くほど面白いものができちゃう――それが“濃厚参加型”の醍醐味! 主催者たちはみんな、未知の素材をいくつもいくつも掛け合わせて、ワクワクしながら反応を見守る化学者のようです。
(※どうやって!? …各登壇者が語ってくれた“上手に作る”ポイントは、こちらのページに随時掲載していく予定です。合わせてお楽しみください!)
トークライブの後は、ゲストや参加者を交えた交流会タイム。
ライブを聞いて、フツーの人たちが秘めるコンテンツパワーに開眼すると、「交流会って緊張するよ…」「もう会わないかもしれない人と何の話をすればいいの…」なーんて身構えていたのがウソのよう。
たくさんのコンテンツがゆるく浮遊するユーモラスな実験場に見えてきて、話を聞いてみたくてウズウズ。
とはいえ、会場は何も強いず、自由気まま。「いま話した人、面白かったなぁ」なんて浸る一人の時間も、ゆるーくやさしく包み込んでくれます。
おっと、ごはんのご紹介も忘れちゃいけません! イベントサロンは、おいしいごはんでも定評アリ、なのです。今回提供してくれたのは、「ケータリングバトル2013」でフード部門第2位を獲得した「Souriez(スーリエ)」。松本真平さんが立ち上げた、フレンチを中心とするケータリングユニットです。
さあ、楽しかったひとときもつかの間だった22時、お別れの時間がきました。
閉会の挨拶では、「Burning Japanの地図を作りたいですね」と、地図作りのエキスパート・古橋さん。すかさず「ぜひお願いします! 山奥だから地図がないんですよ」と返すアフロマンスさん。“参加”のテーマを締めくくるのにふさわしい、化学反応の大きなスパークを見せてくれたのでした。
第4回目となる次回も、どうぞお楽しみに!
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第3回 開催概要
日時:2014年3月27日(木)19:30-22:00(開場19:00)
場所:co-ba(コーバ)(6F co-ba library) アクセス
参加費:3,300円 ※交流会参加費込(軽食・ワンドリンク付)
定員:40名
主催:Event Salon実行委員会
共催:Peatix, tsukuruba inc.
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(文章:矢口あやは)
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