[#EventSalon vol.8]としま会議流、つながりが生まれるイベントをつくるために大事にしている5つのこと



EventSalon vol.8「つながり」が生まれるイベントのつくりかた

参加者同士で次々にはじまるコラボレーション。東京発・地域コミュニティイベントの新しいカタチとは!?

としま会議 中島明

豊島区の面白い人が集まるトークライブ&パーティー。主催者の選んだ地元の面白い人5人が前で喋りその後参加者も含めて交流する、そんなシンプルなイベントが毎月満員御礼となっています。発掘した人材は、延べ62人。ただ集まって終わりでなく、ここから次々と新しい動きが始まるのはなぜなのか、その秘密をお話いただきます!

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▼ 質疑応答の書き起こしはこちら(動画未収録部分)

街を活性化するイベントではなくて、街が楽しくなるイベント

よろしくお願いします。中島です。としま会議というものを仲間とやっておりまして、最初に言うんですけど、僕1年半前までこの街終わってるなと思ってたんです。池袋。

ここのco-baのネットワークであるco-ba ROYAL ANNEXという東池袋の場所で、去年の8月にスタートしました。毎月やってます。トークライブと後半パーティー。ご飯が食べれて1ドリンク付きますよと。「あれ?なんか似ているな」と思われるかもしれないですけど、原型はこのEvent Salonなんですよね。

学び・体感・交流ってことでやってますけど、ざざっといろんな人の話を聞いて後半参加者同士で盛り上がるということで作ったこのEvent Salonが原型になってます。それで、街を活性化するイベントではなくて、街が楽しくなるイベントを作ってみました。「この街をもっと面白く」ということで平日夜19:30~22:30。もうほとんど一緒ですね(笑)。


豊島区の副区長が皆勤賞

参加者は9割が区内在住・在勤者で三十代が中心。参加費、よく地域のイベントって無料が多いんですよね。有料だとおどろかれるんですけど2,500円取っています。区外はちょっと敷居が高くて3,500円で5枚しか出さないので、いつもすぐ売り切れちゃいます。

さっきアイスブレイクの話が出ましたけど、地域の人が95パーセントなんで僕だいたいパーティー苦手なんですけど「どこから来たんですか?」ってことで、話が始まるんですよね。「どこの店いつも行きますか?」みたいなので話が弾みます。それで、会議とは名ばかりでお酒飲みます。地元のネタは尽きないので盛り上がります。

会場の一体感大事にしてて50人ぐらいの会場にこだわってます。この場所で始めたっていうのもありますけど、あえて大きい箱はやらないと。毎回満員御礼なんですけど無理して違う所でやらないようにしています。年末だけちょっと大きな箱でやったりしています。

それでね、豊島区の副区長が皆勤賞なんですね。行政の方ってだいたい挨拶して帰っちゃうんですけど、一番最後までいます。片付けも手伝ってくれます。家族で参加する人もあらわれたりして、あんまり託児ってよりかは一緒に楽しめるような場所にしています。


街の重鎮は呼ばない。自分の足で歩いてる人がゲストスピーカー

ジャンルを超えて・エリアを超えて・世代を超えてっていうのを大事にしてて、住む人・勤めてる人・活動してる人を豊島区の中からゲスト・スピーカーを毎回5人呼んでます。毎月やってるんですけども。とにかく面白い人、この人の話を聞かせたいと思う人を、独自の視点で発掘して呼んできています。豊島区しばりですね。

生まれ育った人もいれば移り住んできた人もいて、意外に多いのが「住んでるけど他所で活動してる人」。豊島区に住んでるんだけど大手町で働いてる人、渋谷で活動してる人。結構多いんですよ。そういう人たちを引っ張ってきて、街にかかわるきっかけを作ってます。「街の重鎮呼ばないの?」ってよく言われるんですけど、一切呼びません(笑)。自分の足で歩いてる人を呼んで「この人の話を聞かせたい」っていう人を呼んでいます。

色々呼ぶんでバラバラ。保育士もいれば、コスプレやってる人もいれば、ブロガーもいれば、女将もいればいろんな人も呼んでいます。ラーメン屋のおやじも呼びます。


参加者同士で次々にはじまるコラボレーション

これで1回目、2回目、3回目……だんだんみんな仲良くなって明るくなってきますけどね。12回目、13回目と、明日ちょうど14回目があります。それで豊島区で発掘したお宝。67人発掘しました。毎回満員御礼って感じです。

だから、街の中で67人プレイヤーを集めると、いろんなことが始まるんですね。地域活性化のイベントをやってるつもりはないんですけど、さすがにいろんなことが自然に始まります。地元の飲み会が続々と行われます。

コラボイベントも数知れず、子ども絡めたイベントもありますし、あと職育ね。出たゲストの人と幼児教室がコラボして、その人のところに子どもが遊びに行くみたいなものもどんどんと。これ、ビリヤード、壁紙屋さんとこに子どもが行ったりしたり。あと、イラスト描く人が街のいろんなプレイヤーを描き出したりとか、引っ越してくるやつも現れますね。びっくりしました。責任重大です。

会社も立ち上がります。新しい組織もできあがったりとか、サミットが誘致されたりとか、公道でマルシェが開かれたりとか、オリジナルブランドができたりとか。あと、ぜひ来ていただければと思うんですけど、今週末と来週末はマルシェもう1回やりますんでこんなのもここに集まった仲間で立ち上がったものです。

副区長、皆勤賞ですけど誕生日も祝っちゃったりしてます。区長との距離も近くなりますので区の部長会議に呼ばれたりします。


としま会議をはじめたきっかけ

そもそものきっかけ、何でこれ始めたのかって言うと――改めて僕、中島明ですけどもつなぐ専門家・コミュニティ&イベントプロデューサーという肩書きでフリーで活動してますけど、人が集まる場とか共に作る場をデザインしてますが、さんざんテーマ型のコミュニティ企業向けとかに案件やってきたんですけど、地域のコミュニティの案件一切やったことなかったんですよね。

「これでコミュニティやってるといえるのだろうか」と自問自答して、でもさっき言ったように、1年前「豊島区って終わってるな」と思ってたんです。そんな時にこのco-ba ROYAL ANNEXっていう新しいコワーキング・スペースが地元にできて、ここのコンセプトが「賃貸マンションだけどもっと街に開いてこよう」ってコンセプトなんですよ。

これにひかれて、この場所が育っていく姿を見届けたいなと思って拠点を地元に持ったので、地元で過ごす時間が急増しました。ある時、そこの大家・青木淳っていう男が言ったんですよね。「街に開いたイベントを作ろうよ」ということで僕に声をかけてくれて、企画・プロデュースをすることになりました。それで、せっかくだから自分が楽しんでやろうと思って企画をしてます。


大事にしていること その1 キャスティング

ざっと今日テーマが「つながりが生まれるイベントの作り方」ってことなので、それに置き換えて話を整理していきたいなと思いますけど、打ち上げ花火になりがちなイベントをどうコミュニティにしていくのかってことを考えて作ってます。言い方変えると、点をどう線にしてくのか。線をどう面にしてくのかっていうのを考えながら作ってます。黙ってても多分知らぬ間にいろいろ始めたりするんですよ。

でも、ちょっとだけ意識してデザインすると、よりその化学変化が起こりやすくなってくということで、特にこのとしま会議では5人どういうゲストを呼ぶかっていうキュレーションを大事にしています。並びですね。混ぜる。ジャンルとかエリアとか世代。化学変化を予想しながら作ってます。

としま会議 登壇者1

例えばさっきのこの中で、右から2番目お坊さんなんですよね。左から3番めが保育園の外で保育活動している小竹めぐみちゃんって子なんですけど、お寺を開放してるのでここで保育のイベントをやるって容易に想像つくんであえて同じ回に並べるんですよね。そうすると、

としま会議 登壇者2

頼んだわけでもなくお寺で始まります。あと、これ副区長真ん中にいますけど、左がCode for Japanっていう副代表の高木さんって人なんですけど、高木さんを出すときには行政につなげたいと思ったのでこれを設計すると、またいろんなことが始まります。


大事にしていること その2 タイミング

あと、タイミングを大事にしてて、これ明日のゲストなんですけど渋谷の松濤(しょうとう)から豊島区の椎名町って所に引っ越してきたんですよ。

としま会議 登壇者3

引っ越して来たタイミングだから今だと思って呼びました。そういうタイミング大事です。

としま会議 登壇者4

それで一番左、豊島区の行政の職員なんですけど。豊島区ですごいがんばってるんですけど、行政でがんばってる人って浮いちゃいがちなんですよね。

だから、区長が来るっていう時には彼女をぶつけたいなと思ってそういう時に彼女を呼んだりしています。


大事にしていること その3 7分×5人

あと、7分×5人なんですね。今日10分ですけどもっと短い。7分で5人しゃべってもらいます。それで好きなことを話してもらって、例えばラーメン屋の店主にラーメンのことを7分に絞って話してもらったり、飲食店のオーナーが話すと翌日ランチタイムにわらわら人が集まります(笑)。地元なんでね。これも予期せぬあれですけど。

あと、絞って話してもらいます。ここでしかできない話、地元なんでね。例えば、これイラストレーターなんですけど、イラストの話じゃなくてこの子は「移り住んできてどうやって街に溶け込むか」みたいな話が面白かったんで、そこに絞って話をしてもらいました。

7分だと街のおっちゃんにもしゃべってもらおうと思うと耐えうる時間なんですよね。街のおっちゃんに15分30分話してもらうと厳しいので。例えば、クラフトビールの火付け役のおやじを発見したんですよ。こういう人でも、人前でしゃべったことないけど7分だったらいける。7分だとちょっと物足りないんですよね。ちょっと物足りないだけども後半パーティーですから、興味を持った人のところに話しかけに行けと言ってます。

あと、地元なんでイベントやってんだったら現場に行った方が早いんですよね。ラーメン屋さんだって話聞くよりそのお店行った方が早いので現場に行けと言ってます。なんで、あえてちょっと物足りないぐらいにしてます。しゃべり慣れない人も呼びます。「私なんて」みたいな人の7分のトークが意外に人の背中を押します。これ明日のゲストですけど、苔玉(こけだま)とか作ってる植木職人さんなんですけど、「何で苔玉好きなんですか」って聞くと「いや、好きなんす」って終わっちゃうんですよ(笑)。だから明日どんな話になるかちょっと興味津々なんですけど、そういう人も呼んでくる。


大事にしていること その4 ナンパ枠

僕ナンパ枠ってのを大事にしてて、仲間も知らない人を発掘してくるっていうのも大事にしてます。これ、ドローンで、ドローン導入コンサルタントを日本発でやろうとする人がたまたま地元にいたんで呼んできます。あと、トリップアドバイザーで椿山荘とかの上にランクインするゲストハウスがあるんですよ。そんな人も呼んできます。

そんな仲間も知らない人を呼んでくると、 としま会議 メンバーの顔

これ、運営メンバーですけどこんな目で見るわけですよね。面白いなあと思って。通って口説いて会うと。これ、住職ですけど「俺はそんなの出ない」って言ってたんだけども出てくれるようになりました。アンテナ立てて足で稼いで、僕自転車乗るので自転車でいろんなところ追っかけます。


大事にしていること その5 毎月開催

大事にしてるのはFacebookとかではできないこと・Googleで検索しても出てこないような人を発掘してくるし、Facebookの友達につながってない人を呼んでくるってことが大事です。Facebookイベントページも辞めちゃいました。それで続ける。ごめんなさい、長くなっちゃって。

「毎月開催キツくないですか?2カ月にいっぺんにしませんか?」って出たんですけど、毎月やるってこだわってます。2カ月に1回だとイベントになるんだけど、毎月やるとコミュニティになってきます。
あと、環境を変えるってことで、とはいえ飽きてきちゃうので出張開催みたいなのをこういう違う所でやったり、お寺でやったり。区庁舎借りてやったりとか、環境変わると飽きないので。食事も変えます。イベントの食事とっても大事なのでこういうふうにして雰囲気を変えます。あと、スピンオフ企画で街歩いたりとか。血流流したりとか関係線を引くってことをとても大事にしています。

いろんなエリアも――豊島区って駒込から目白まであるんですよね。バラけていろんな所から人を呼んでくるということをしています。

13回やってくると地元で過ごす時間が増えて、行きつけの店が増えて、あいさつする人が増えて、地元飲み会増えて、町内会も気になるようになりますね、さすがに。池袋に来ると友達が勝手に連絡してくるんですよね。池袋ばかりで発信してるので。だから悪いことできなくなりますね(笑)。

そうは言いつつ、まだまだこの街には面白い人たちが眠ってて、ウェイティングのリストにまだ50人ぐらい控えてるんですけど、街の面白い人を探すってのははっきり言って役得だなと思うんです。「毎月5人大変ですね」って言われるんですけど役得です。僕、出身千葉なんですけど千葉にかなりうしろめたいんですけど(笑)、この街を僕が一番楽しんでるんでそんな人を一人でも多く、ということでこのとしま会議をやっております。以上です。


質疑応答

庄司:いやー、全然知らなかった(笑)。もう2年間一緒に仕事してますけど、こんなことやってるなんて初めて僕も聞きましたけど、これ何が一番大事ですか?色々ポイントがあってたくさん、もう途中から僕メモをあきらめましたが……

中島:早くてすいません。

庄司:何が一番うまくいってるポイントだと思いますか?

中島:気張らないってのがあるかもしれないですけど、やりだすと「ここでワークショップやって街のことを考えるのやったらいいんじゃないか」っていう人が現れたりするんですけど、そんなの一切やらない。入り口の敷居を低くするっていうのと、とはいえ参加者の質は下げたくない――質っていうのは自分で何かやるっていう人。文句だけ言う人は呼ばない。

庄司:それはどうやってフィルタリングかけるの?

中島:Facebookのイベントページを辞めたのは、Facebookのイベントページ伝わって招待するといつも同じ人になっちゃうんですよ。ゲストを変えてるっていうのはアート系の人のゲストを呼ぶとアート系の周りの人が集まりやすくなるんですね。その時はそこにきちんと告知をするお願いをしたりとか、その血流を促すって言ったのはいろんなとことの関係をいっぱい引いてこなきゃいけないので、あえてベタに集めるところを大事にしてます。

庄司:ママプロぐんまでも新陳代謝は超大事だって言ってましたけどね。そこそこ同じメンバーだけじゃなくてちょっとずつ変わっていくと、そのフィーリングとかヴァイブスを引き継ぎつつまた新しい人が来て、コミュニティが広がってくみたいな。Facebookイベント辞めるってのすごいですね。

中島:いやね、ちょっと勇気はいるんですけどね(笑)。

庄司:それでも毎回満員御礼だからすごいですね。皆さん質問ありますか?

中島:やめてよ、質問やめてよ(笑)。

A:このイベントってすごく作る側はハードル高いだろうなって思っていて、集める人数規模だったりとかやってるコンテンツだったりっていうことでいうとそこまででもないにしても、毎月5人集めてくるだけのいわゆる中島さんみたいな人が必要だし、いわばほぼ毎日多分外食するなり外で何かしらをして、さらに口説きにいって、しっかりその一時間なりで話聞いてそれを呼んできてってそういう流れをつくるための秘訣は何ですか?

中島:一応、3人同じ役の人間を置いてるんです。1人が僕よりも忙しいので結局2人で交替でやってるんですけどやって分かったことは「毎月やった方が楽だな」と思って。身体が慣れるんですよね。だから、質問の答えになってないけど(笑)、いろんな店にはよく行ってます。さっき住職の話しましたけど、断られる人もいるんですけど一歩押すっていうか。明日のは池袋で30年定食屋やってるおやじに出てもらうんですけど、なかなか首を縦に振らなかったのでやっぱ通いましたよね。

庄司:でもおいしかったらいいよね。

中島:結局僕自身がチェーン店に行く機会が減りました、無茶苦茶。でも、そういう店に行ってそういう人の話を聞けるのは無茶苦茶ラッキーだし楽しいから、会う頻度を増やすってのが一番。自転車だからできるんですけど用もないのにのぞいて「こんちわー」って言って帰るみたいのはしょっちゅうしてます。

A:わざわざアポ取りしてるんですか?

中島:打ち合わせはしてますけど、ゲストは。あと、これ多分Eventsalonとかだったらこの頻度でやるの超大変なんですけど、地元だから一日3人とか会えるんですよ。それは良かったなと思いますけど。

庄司:つながりを生むっていうので回数続けてやるっていうのはすごく大事ですね。皆さん共通して。下北沢にB&Bっていう本屋さんがあって、毎日イベントやってるんですよね。話題の本の著者を呼んで企画を立ててイベントやるって、毎日ホントにイベントやってるんですけど大変じゃないですかって聞いたら、「これ一週間に一回とかの方が大変だよ」って言ってて、毎日だと身体がそういうリズムになるから慣れるらしいんですね。だから一見大変だと思うようなリズムで一年やっちゃうと意外に続けられるのかもしれませんね。

中島:明日ちょうどあるんですけど、この一カ月僕無茶苦茶忙しくてゲストが金曜に2人しか決まってなかったんですよ(笑)。でも、最近はとしま会議面白い人が来るって分かってくれてる人が増えてきたので、ゲスト情報が0でも半分ぐらい売れますね。

庄司:それはすごいですね。ほかにありませんか?

A:先月の「シゴトーク」……

中島:ありがとうございます。あれもここから生まれたやつです。

A:あれに初めて参加してすごいなと思ったんですけど、あれはほんとに池袋の方だけじゃなくて、他のシゴトークの方もいると思うんですけど、そういう池袋じゃないところのコミュニティってのはどうやって作っていかれるんですか??

中島:僕は仕事柄っていうのもありますけど、皆さんの話を聞いて「まめだなあ、僕はあんなにまめじゃないな」と思うんですけど、その代わりピンと来た時には一目散に行きます。シゴトークって企画を別途やってるんですけど仕事の話をただひたすらしてもらうっていう――「アメトーーク!」ってありますよね。家電芸人が家電の話楽しそうにしてますよね。それを仕事でしたらどうかって言ってもじってシゴトークって始めたんですけど「この人仕事の話してる時楽しそうだな」っていう人を見つけるとすぐその場で口説きます。

庄司:ナンパ師なんだな(笑)。

中島:ナンパ枠って言いましたけど別にナンパをしたことがあるわけでもないし、得意なわけでもないんですけどね。人見知りだし。

A:チャラ島と(笑)。

中島:チャラ島じゃない(笑)。

庄司:いかにして中島キャラができるか、ナンパ技術を磨けってことですね(笑)。他に質問がありますか?微妙な空気になっちゃった(笑)。奥の方。

A:参加したことあるんですけど、当時文京区に住んでてそろそろ引っ越そうかなと思ってその界隈を探して豊島区に移ったんですけど……

中島:なんと!ありがとうございます。

A:なんか豊島区意外と良いなっていうのをとしま会議に行って気づいて。

中島:ありがとうございます。

庄司:嬉しい、無茶苦茶嬉しい。

A:ちょっと明日は行けないんですけど

中島:毎月やってますんで。ありがとうございます。

庄司:いろんな人と交流する――今日もああやって5組の方、別のジャンルのイベントの主催の方をとかは毎回意識してやってることですよね。結果的に、いろんな人が集まっていろんな人が交流するっていうのが、いいイベントのポイントかなって最近はよく思いますけど、例えば昔からの日本の祭りもえらい武家の人から割りと差別されてるような人まで、祭りの期間中だけは一気にみんなでご飯食べてみんなで盆踊りして。それで、こういう境遇にあってる人が人がいるんだっていうことに気づいたりとか、一緒に仕事している仲間がそこでちょっと変わって人間関係がいい具合にシャッフルされてるとか、若者が大人の仲間入りをするとか、そういう村の機能があったんだということを言っている民族研究者の人がいたんですけど、そういう意味では非常に近いなと思ったんですね。それで、シャッフルすることの重要性ってどう思います?とはいっても三十代が多いとかってあると思うんですけど、あえて登壇者から参加者までテーマを「豊島区」ってことしかしぼってないわけですよね。例えば、もしジャンル寄せてったら成立しないもんなんですか?

中島:どうなんですかね。いろんな設計の仕方はあると思うんですけど、キュレーションする時に今さっき言った――今日はわりと明日出てくる人を中心に作ったんですけど、30年定食屋やってる人とドローンの人を並べるわけですよ。ドローンの人と対極は誰だろうってのを考えながら探すわけですよ。そういうふうに線を引いて。だから、さっきちょっと端折って説明しちゃいましたけどGoogleじゃできないことっていうのは、Googleで検索したらいろんな近いものはいっぱい出てきますよね。そうじゃないものを結びつけるのは僕は人間の力だと思っているので、そこは検索すればいろんなお店の情報もいっぱい出てくるし、そうじゃないものをつなぎ合わせるのは人間に残されたものかなと思って。それは大事だなと思ってますね。

庄司:集客とか大変じゃないですか?何か絞っていった方が。例えば、豊島区でずーっと長い間美味しい食べ物を作ってて続いてる伝統的なお店5選とかってやると、グルメが集まる。これは基本的なマーケティングの考え方ですよね。でも、そういう人もいればドローンの人もいてみたいな感じだと、毎回満員御礼になるっていうのはどういうふうに宣伝してるんですか?

中島:何か全然分かんないんですよ。

庄司:(笑)

中島:ほんとこんなに満員になると思ってなかったので。でも、仕事柄イベントやってるのである程度予想はして作ってはいますけど、一年ぐらいかかるかなと思ってたんです。仮説としては、僕もそうですけど賃貸マンションに住んでるとエレベーターで会った人もどのフロアに住んでる人かも分からないし、下手したらあいさつすらしないですよね。実は街にみんな知り合いいないんですよ。僕もそうでした。それが、これやってると街にも六十何人、百人ぐらいは知り合いいるわけですよね。その辺を都市のコミュニティの可能性っていう――ちょっとえらそうに言うとそういうふうに最近言ってるんですけど、なんかみんな田舎じゃないとそういう人のつながりとかめんどくさいけどそういうの難しいなって言ってたのが、意外に身近でもできるんじゃないかなと思って。その辺に可能性を感じてくれてるんじゃないですか?

庄司:どんな話してるんですか?例えば、旅行するとか分かりやすいですけど、いろんな年齢・性別・職業いろんな人が集まるわけじゃないですか。50人とか。なに話するんですか?

中島:一人一人?

庄司:交流会とかで。

中島:交流会は基本的に「興味持ったゲストのところに行け」って言ってるので。

庄司:その参加者さん同士は何を話してるんですか?

中島:「どこ住んでますか?豊島区のどこなんですか?」ほとんどの人が地元の人なんで、住んでるか働いてるかまず場所がありますよね。アイスブレイクやるんですけど、アイスブレイクでおすすめの店とかいうのを話してもらって頭やるんですけど、僕パーティーすごい苦手なんですよ。二次会とか行ってもご飯食べてるかトイレ行ってるかみたいなタイプなので(笑)、じゃあ話すにはどうしたらいいのかって時に地元だとそういう話のきっかけを作りやすいですよね。

庄司:そこから話広がって「じゃあコラボイベントやりましょう」みたいな感じにつながってく?

中島:つながってきます。

庄司:すごいですね。やっぱり何かこの街を良くしようみたいな……そういうのは関係ないのか。単純に楽しいことやろうみたいな感じなのか。

中島:でも印象的だったのが、ずっと地元で生まれて地元で育って――僕今年39歳ですけど同じぐらいの年齢の、今は仲間になったやつが言ってたのが「やっと仲間ができた」って。「知り合いはいるけど仲間はいなかった」って言うんです。一緒に何かやろうっていう。昔ながらの町内会とか商店会の人たちも来てるんですけどまだ上の小うるさいおやじたちがいる。下の人たちは来てるんですよ。それで、ここの人たちにあえて無理して今はアクセスしてなくて、この人たちは来てるので自分で新しいことをやろうって言っても、ホントの地元だと「何だ」って理解されない人たちがここに来ると「それいいね」って言ってくれたり、周りで始めちゃってる人がいるのでやっぱそれは刺激されますよね。

庄司:やっぱり「ちょっと仲間が欲しい」とか「何かやりたい」と思った人に開かれたドアなんですね、このとしま会議というイベントは。じゃあ時間なので。としま会議・中島さんでした。ありがとうございました。

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【EventSalon vol.8「つながり」が生まれるイベントのつくりかた】

#1 世界一周する旅仲間ができる?!年間3000人動員のTABIPPOが語るコミュニティ創り6つのポイント / 旅祭 小泉翔

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#2 参加者同士で次々にはじまるコラボレーション。東京発・地域コミュニティイベントの新しいカタチとは!? / としま会議 中島明

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#3 鍵を握るのは一杯の味噌汁?!参加型イベントをつくるためにママプロぐんまがやっていること / 一般社団法人 ママプロぐんま都丸 一昭

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#4 茶ッカソンが失敗から学んだ、参加者の結びつきを強くする方法 / 茶ッカソン 角野 賢一

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