コンテンツを最大限活用しファン層の拡大、集客に繋げよう!

東京ヴェルディの取り組みに関しては、過去2回に渡ってPeaTiX blogでも取り上げてきましたが、今回はイベント開催時に、自分達が持っているコンテンツが何であるかを多角的に捉え、どのようにお客様を惹き付けるかを考えることで、(ファンの人にとって) 思いも寄らない素晴らしい企画が生まれるという事例を紹介させて頂きます。

 

イベントを構成している全てのコンテンツに注目し企画を考えよう!

①公式記録員に注目!

恐らくスポーツ業界において初の試みになったと思いますが、9/17の東京ヴェルディvs愛媛FCにおいて 「公式記録員体験チケット」を販売しました。

普段サッカーの試合の中で常に行われている公式記録員の活動をコンテンツとして活用し、イベント集客に活かすという非常にユニークな事例となります。

「サッカーの試合の公式記録がどのように作られているかご存知ですか?」

という切り口で考えられたこのイベントは、東京ヴェルディvs愛媛FCの試合で、コアなサッカーファンにはたまらない公式記録員の体験ができるという実に珍しいイベント。試合前に、実際に公式記録員をされている方からのレクチャーを受けた後、メインスタンド中央のSSゾーン指定席で観戦し、記録をつけて頂きました。試合後は、公式記録との答え合わせを行い、修了証も発行しました。

参加者の方の話を聞いてみると、企画があまりにも魅力的なので、普段は東京ヴェルディのファンではないけど参加しましたという方もいらっしゃいました。

これこそが正に東京ヴェルディが狙っていたポイントとなります。「もっとサッカーを好きになって欲しい。スタジアムに足を運んで欲しい。」という想いを形にした素晴らしいイベントとなりました。

 

② 集客力のある人(関係者)に注目!

10月21日(日)vs栃木SC戦では、東京ヴェルディ育成アドバイザーの都並敏史氏による講演会「夢をかなえるために」と練習見学ツアーがセットになった「講演会&夢チケット」を販売しました。

日本代表経験もある都並氏の講演会に試合前に参加し、更にピッチで選手の練習を間近に見れるというスペシャルチケットとなりました。

このイベントもチームの育成アドバイザーである都並氏という人を惹き付ける方(コンテンツ)を軸に考えられた素晴らしいイベントとなります。

 

 ③ イベントの時期(最終戦)に注目!

他にも今シーズンのホーム最終戦となった11/4(日) 東京ヴェルディvs横浜FC では”ピッチサイドシートチケット“を限定販売致しました。

以前にも販売し、選手のプレイを目の前で見れると非常に好評のピッチサイドシートですが、今回はホーム最終戦ということで、試合後に行われたセレモニーもピッチから見て頂けるというサプライズがありました。

 

同日に開催された日テレ・ベレーザのなでしこリーグホームゲーム最終戦にて、試合開始前の選手入場の際に、選手と手をつないで入場する「エスコートキッズ」を体験出来るスペシャルチケットも11組限定で販売され、子供達にとって素敵な思い出となるイベントとなりました。

 

今年1年を通じて東京ヴェルディの様々な企画イベントにご協力させて頂きましたが、常にあるのは、「もっとサッカーを好きになって欲しい。スタジアムに足を運んで欲しい。」という想いから、少しでもファンの方達に喜んで頂けるイベントを考えるという素晴らしい姿勢でした。

 

自分達の持っているコンテンツが何であるかを今一度多角的に捉え、フルに活用することでより多くのファンを惹き付けて行くという考え方は多くのイベント主催者様にとっても参考にして頂けると思います。

 

 

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