(イベントレポート1「そもその経緯」はコチラ)
最初の講演は株式会社EAT TOKYO代表取締役 齋藤 優さん。
齋藤さんの、イベントのコンセプトを料理で表現するアイデアはとても独創的です。講演のスライドから、いくつか事例をご紹介します。
- P24 – ファッションイベントのためのケータリング。洋服の色に合わせた、「10食のテーマカラーフード」です。料理は食べ物が洋服につかないよう、片手で食べやすいように工夫しました。
- P25 – 自転車に関係するイベントのためのケータリング。「自転車乗り」をイメージし、「自転車に乗りながらでも食べられる」ようにアレンジしています。
- P27 – 「普段からカロリーを多く摂取している方のためのイベント」です。巨大肉まんなど、「高カロリー」料理ばかりが並びます。(低カロリーじゃないですよ。逆です。「高」カロリー。)乾杯のドリンクは「麻婆豆腐」です。(「麻婆豆腐」は飲み物でしたっけ?)写真にある「巨大肉まん」は、再現したものは後半の試食会で提供します。
- P28 – 「海外の方が、日本料理を”勘違い”して作ったらこうなるだろう」というテーマで企画されたのがこちら。「カツオのタタキ」と「フライドポテト」で「フィッシュアンドチップス」、「中にカレーが入っているカツ」をご飯の上に載せ、ノリで巻いた「カツカレー寿司」など、勘違いしている「日本食」です。。。会場には海外の方が何名かいらしたそうですが、本当の日本食と区別つかない方もいたのではないでしょうか。
- P29 – 「知り合いのパーティーのために」用意したのが「海好きのためのウェディング」。海の生き物をイメージしたケーキ、食事はシーフードをふんだんにつかうなどの工夫をしました。
また、「すぐにできるコミュニケーションツールとしての食」のアイデアも頂きました。
例えば、「缶ビール」を「瓶ビール」にするだけで、「お互いに注いであげるコミュニケーション」が発生します。初対面の人が多いイベントでは、交流のきっかけはなかなか作りにくいものですが、瓶ビールが会話の糸口になるかも知れません。
最後に、コンビニの食材だけで作ったパーティーフード演出の実演です。
ちなみに、これらの料理は、イベント開始15分前に「すいません、コンビニ行ってきていいですか?」と近くのコンビニに実際に買い出しに行って、即席で作ったもの。コンビニと15分とアイデアさえあれば、これだけの演出ができるんですねー!
(次回に続く)