[#EventSalon vol.9]忍者体験から宇宙体験まで?!ワクワクの体験をつくるために大切にしている3つのこと



イベントサロン vol.9 こんな場所でイベントが?!「会場探し」はイマジネーションで乗り越えろ!

忍者から宇宙開発まで?!本場で本物に触れる!子供にワクワクの学び体験を贈るサービスから、会場づくりを学ぶ

Gifte!(株式会社みらいスクール) 菅野 高広 氏

宇宙開発の現場から、忍者体験まで、Gifte!は子どもに本物の体験を贈ることが出来ます。沢山の会場でコンテンツが提供されていますがどれも普段は体験できないようなものばかり!どうやってそんなコンテンツもってきたの?というものや、そんなとこ行けたんだ!というようなものも。対象が子供というところも興味がわくポイントです。本場で本物のリアルな体験を大切にしている、代表の菅野さんにお話を伺います!

■ この記事のポイント

  • 忍者体験には本職”忍者”が?!
  • Gifte!が考える未来の学校の形とは
  • 場づくりをする上で大切にしている3つのこと

自己紹介

よろしくお願いします。去年の4月に起業したんですけど、普段は起業家向けのイベントみたいなところでよくしゃべるので、今日こういうアットホームというか、こういうところで座ってしゃべるのは初めてなんですけどよろしくお願いします。

まず、自己紹介からなんですけど菅野といいます。僕、ちっちゃい頃の夢は小学校の先生になることだったんですけど、その後ベネッセっていう教育の会社に入って今回の事業も考えたんですけど、一昨年ですかね、いろいろと会社の中でありまして、新規事業やってるような状況じゃないんで驚きまして。

その時にちょうど子どもが生まれたんですけど、あ、生まれるというか第二子ができたというのが分かって、いろんなことが重なって、ちょうど学研さんが起業家向けのコンテストをやっててそれを受賞したりとか。ちょっと腹をくくって出てみようかなってことで、子どもが生まれたのと同じタイミングで起業しました。それが1年前ですね。
それで大いなる勘違いというか、「今が天命かな」みたいな感じで意気揚々と出てみたんですけど、そこからやってきています。

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何をやっているかというと「ワクワクの学び体験」っていうのを、今までずっと教育業界にいて、教育業界ってほとんど勉強なんですね。今日って子どもがいらっしゃる方ってどのぐらいいらっしゃいます? まだ若い方もいらっしゃいますね。後で僕、チラシ持っていきます(笑)。
僕ら、小学生とか幼稚園向けにこういうサービスを作ってるんですけど、自分の娘にこういうことをさせたい。今、お姉ちゃんが小学校3年生なんですけど、ちなみにこれ、お姉ちゃんです。体験は全部お姉ちゃん連れて行ってるんですけど、やっぱり自分が欲しいサービスでないと人に勧められないなと思っていて。

やっぱり自分の娘にどういうことをさせてあげたいかっていうと、まあ、勉強も大事なんだろうけどいろんな体験させてあげたいなと思ってるんですね。なので、僕らは今日「会場」っていうことで呼んでもらったんですけど、会場というよりは僕らからすると体験の中に会場が入ったというか、そういうような形なので僕らはいろんな体験をさせたいので、さっきの説明にあったみたいにいろんな会場があると。

忍者体験には本職”忍者”が?!

例えば宇宙ミッション体験っていう体験だとやっぱり筑波の宇宙センターで、これは宇宙飛行士の訓練棟っていう宇宙飛行士がほんとに訓練する所でやるんですね。とか、忍者体験っていうのはあきる野の山奥に住んでる忍者にほんとに来てもらって。
一応、自称は本職が忍者って言ってるんですけど(笑)。普段、滝に登って修行したりしてるんですけど、その彼に来てもらって。でも、さすがにあきる野の山奥のアジトまで行けないんで、ちょっと府中の国立の里山まで降りて来てもらって、里山の畑でやるっていうのやったんですけど。

それもまあ、準本場だろうっていうことで。とかですね、稲刈りとかはもちろん田舎に行ってやりますし、みたいなことですね。こういう体験を僕も子どもにいろいろさせたいなと思ったんですけど、やっぱり実際結構見つからなかったり、今、林間学校の数ってこの10年で半減してるんですけど、その学校の中での体験の数っていうのが実はすごく減っていて。
でも、やっぱりさっきのお話じゃないですけど、社会のつながり・地域のつながりみたいなのって放っておくとどんどん薄くなっちゃうんで、全部親に依存する。親が体験を提供させてあげないと、子どもにはいい体験が来ないっていう状況が起きます。

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それは思ってるけどやっぱり親御さんって忙しいので、ちょっと僕の話はどっちかっていうと結構ビジネスっぽい話なんですけど、それがビジネス・チャンスです、みたいなことがあるんですが。やっぱりビジネス・チャンスであるとともに、社会課題だと思うんですね。なので、これを僕たちが解決できたら、ビジネスとしても可能性があるだろうし、そして自分も含めて、何か「世の中のため」っていうと仰々しいんですけど、自分が欲しいし、自分の周りの子どもたちに勧めたいし。そういうサービスを作っていきたいなということで、そういうものがいっぱい1カ所に集まってれば探す手間も省けるし、いいものがそこに揃ってるんだったらそういう場所があればいいんじゃないかと。

意外とそういうのってないと思うんですよ。今、親御さんで手挙げてくださった方って、すぐここを見たら全部解決するっていうふうにきっとならない。なります? ならないですよね。ならないって今、後ろでひょうひょうと強く首を振っていたんですけど(笑)。結構ね、サイトはあるんです。サービスはいっぱいあるんですけど、みんな情報のメディアなので質までなかなか担保できないんですね。それはもう、しょうがないですね。そういう立ち位置だから。

僕らはもう一歩踏み込んで作り手に少し入ると。僕が忍者になれるわけじゃないんで忍者のことはできないんですけど、忍者と一緒にコンテンツを作るっていうことをやってます。僕たちの特徴の一つは、いろんなものを集めてただ集客しておしまいじゃなくて、このコンテンツを作るところから実際にサービスをやって、アフターフォローをするっていうところです。

アフターフォローは親に向けてするんですけど、最初にまさに言ってもらったみたいに、僕たち親を必ず参加させるサービスにしているんです。預かりっていうニーズも実はあるんですけど、預かりは絶対にやらないっていうふうにしていて、なぜかというと体験ってワンショットなので2時間とか3時間で終わっちゃうんですね。

どんな素晴らしい体験をしてもそこで流れて終わっちゃうので、子どもが全部つかみきれないんですね、基本的に。なので、つかみきれなくても実はたまってるんですけど、やっぱりそれを引っ張りあげてくれる人が必要で、僕たちはちょっとビジネス上そこまで関われないのでやっぱり親御さんに来てもらって、子どもに言ってるふりして親御さんに言うんです。親御さんに言うと、お家に帰ってから親御さんが子どもに言ってくれるので、子どもがそれを通じてずっと学べるっていう、そういうサイクルが作りたいなと思って。そういうようなアプローチを少しずつやりたいなと思ってやってます。そういうところは結構特徴になっていくかなと思います。

未来の学校の形とは

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それから、もう一つが「いろんな体験をやります」っていうことでそれも先ほどから出てきましたが、今、5つの軸に切ってるんですけど、仕事・科学・文化・表現・自然。これが必ず正しいわけじゃないんですけど、何かしらいろんな体験というものをどんなものに分類できるんだろうね、っていうのをいろいろと僕らも当たっていて、一回僕らの中で考えていてこのぐらいの切り口ですね。

仕事に触れるっていうのはイメージ的にはリアルキッザニアみたいな感じですね。キッザニアだと1カ所に集まって、本物ではないけど面白い体験が1カ所に集まってるっていう感じなんですけど、僕たちは切り出して、キッズジャーナリストっていう体験だったら、ほんとにジャーナリストとして取材に行く。取材班作って取材に行くっていうようなとこですね。

獣医さんの体験っていったら、これは養豚場でやったんですけど命の現場に行くっていう、そういうようなことをやったり。科学に触れるっていうんであれば、さっきの宇宙とか、プログラミングとか、3Dプリンターで作るロボットとか。
結構変わったものを入れたりとか、そういうようなものを入れたりします。こういうものを、いろんなものをいろんな視点を持つ、いろんな世界を見るってことが結構大事だと思うので、こういうものを、いろんなものを体験するっていうことと、何か一つ気に入ったものがあったらそこからぐっと中に入っていける、みたいなラインナップにしていくっていうことを気をつけています。

僕たちがやりたいことは、今までの学校っていうのは、学校で先生が教科書を教えるっていうサイクルだったんですけど、僕たちは未来の学校の形として子どもたち自らが体験から自分で学ぶっていうそういうサイクルを作るようなことをやってみたいと思っています。

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場づくりをする上で大切にしている3つのこと

僕たちの事業紹介みたいなのはこんなもんなんですけど、せっかく呼んでいただいたので僕、ちょっと趣旨が分かってなかったかもしれないですけど、僕たちが場づくりをする上で気をつけていることをこの後、ご参考までにお伝えできればなと思います。僕たちはずっと、コンセプトは「ワクワクの学び体験」っていうところなんですけど、それが何かっていうところを自分たちなりにも議論したんですけど、一つは知らなかった世界を知るっていうこと。「ワクワクっていうのは何だろう」っていうと、やっぱりそういうことなのかな。
それから、「学び体験って何だろう」っていうのは、やっぱり自分で直接触れるっていうこと。本物に触れていくっていうこと。さっきの「知らなかった世界」っていうのはさっきのカテゴリの話でいいと思うんですけど、自分で触れるっていうところは僕ら3つコンセプトを持ってて、「本場に行く」ことと、「本人に会う」ことと、「本物に触れる」こと。

本人っていうのはそのプロフェッショナルですね。さっきの忍者だったら、本物の忍者に会う。そういうことです。で、今日はこの「本場に行く」っていうお話になると思うので、この本場に行くっていうところがどういうふうに関係あるかっていうところなんですけど、さっきのワンショットで2時間とか3時間で、僕らは遊びと学びのど真ん中なので遊びながら学んで欲しいです。

なので、それをするにはやっぱり子どもですし、大人みたいに単純につかみ取れないんである程度ストーリーを作って、あとちょっと劇場的にするというか。結構そういうようなことをやってます。
今日このお話をいただいてから、自分なりにちょっと「自分の事業ってどんなんだろうな」と思って考えてみたんですけど、結構起承転結みたいな感じにまとめていて、ちょっと事例を2つだけ。どんな感じでやってるかっていうのをお伝えします。

一つが宇宙ミッション体験ってこれ、JAXAの。まず、これ集合場所っていうのがあるんですけど、集合場所を結構気をつけていて、集合場所をどこにするかって――結構イベントって会場に入ってからがスタートみたいなところあると思うんですけど、僕ら入る前のところをすごい大事にしています。
結構、その入りのところが、特に子どもとかだと大人みたいに方向軸がピシッと合ってくるわけじゃないので、結構ふんわりくるのでしっかり合わせるために、こういうロケット前の広場に集合とか。

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こんな感じで子どものテンションを最初にぐっとつかんでしまうことをやります。それからショーというか、メインのところはやっぱりこういうことですね。これは大体うちの体験ってそうなんですけど、基本的にコスプレをやります。コスプレっていうのは親受けがすごくいいですね。やっぱり写真に撮りたいんで、みんな。だからもうコスプレやったら間違いない、みたいな。コスプレと、あとおみやげ。これね、リアルに必要。僕ら親子向けには結構必要なんですけど、そういうはほんとノウハウですね。やってみて分かったんですけど。なので、こういうコスプレをして、ほんとの体験をする。

コスプレをすることはやっぱり子どももスイッチが入るのでそれも効果、もう一個あります。で、それから天というか、こういう宇宙ミッション体験で「宇宙の体験に来たよ」っていうだけじゃなくて、ちょっと学びというか場を変えるんですけど、こっちはJAXAの中でもセキュリティエリアっていう申請がないと入れないところなんですけど、こっちは一般のエリアなんですよ。
だから普通に入れるんですけど、ここに宇宙兄さんっていうのがいて宇宙教育のプロフェッショナルなんですけど、「俺は宇宙兄弟をパクってない」って言ってましたけど、どんどん宇宙兄弟の後に出てきたと思うんですけど。彼らが宇宙について教えてくれるんですね。「これが100万分の1の地球だよ」とか、「宇宙って言ってるのはこの線のこの上が宇宙だよ」とか。

10000キロか何か決まってるらしくて「それがこの線だよ」とか、そういうことを教えてくれるとただの展示物も全然違うものになって、それが本物というか、それがつながっていくと。なので、人を絡めることで場の価値がさらに上がるっていう。
僕らは結構そういうことをやったりします。それから、最後終わる時ですね。終わる時もこうやってみんなで宇宙飛行士の、隣に油井さんのパネルがあってですね「みんな、いつか火星で会おうね」みたいなこと言ってるとか。
昔は飛行機が飛ぶのも夢みたいな話だったけど、宇宙に行くっていうのはそれも夢物語だったけど、現実になってるから「今度火星に行くっていうのはそれ、夢じゃないよ」とか、そういう話を。「でも、思わないとできないよ」っていう話をしたり。

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忍者体験は入り口がさっきの畑なんですけど、畑のすぐ近くに谷保天満宮っていう天満宮があるんですね。なので、集合場所を天満宮にしてて神社が入り口。で、この神社の鳥居をくぐって忍者の世界に入っていくみたいなことをやって、実際には普通の民家もあるようなとこの畑なんですけど、畑でやると。
ちゃんと移動していくときにも、そういう雰囲気を感じながら体験をやって。これはちょっとね、コスプレあんまりお金かけれないんで鉢金ぐらいなんです。鉢金と帯と剣を用意しているんですけど、それでもやっぱりスイッチが入る。

畑でやれるので火が使えるんですよ。東京の子どもって火をほとんど使ったことないので、こうやって火を使うような体験をして竹で弓矢を作るみたいな。竹ってこう真っ直ぐなので曲げるためには1回火で炙って、で、ここで水でしめるというか、冷やすと形状が固定するんです。
そういうのって親は感覚的には分かるけど子どもはやったことないから分かんないし、で、これを親が後ろで手伝うんです。僕らがやるんではなくって。そうすると親子で学べるというか、そういうようなものにしたりします。最後はこう、忍者で。忍者のポーズを教えてもらってちゃんと礼をする。そんな感じでやります。ちょっと時間も過ぎてしまったのでこのぐらい。

最後に、僕らがこの一年やってみて、結構反応としても自分たちのノウハウとしてもだいぶたまってきたので、ちょっと飛躍というか次のチャレンジとして、今年の夏休みは宇宙ミッション体験を調子に乗ってH.I.S.さんとちょっと組んで、ケネディ宇宙センターっていうNASAに行って、っていうのをやります。これは「いきなりこんな調子に乗っていいのか」って言われました(笑)。

H.I.S.がもともとあったプランなんですけど、さっきの宇宙兄さんも付いていったり、現地で宇宙のプロフェッショナルと交流したり、その後でH.I.S.の本社で記者会見やるんですよ。ミッション報告会見っていうのを。で、そういうようなものにすることで学びをすごく深めて、ほんとに子どもの一生に残るような旅っていうのを作る。学びを作るっていうようなことをやります。それも全部、場があってこそできることなので、こういう形で僕らは作っています。ありがとうございました。

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▶︎前回のEventSalon8「『つながり』が生まれるイベントのつくりかた」の動画はこちらからご覧になれます。

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