派手に打ち上げ、派手に転んできた。華やかに見える表舞台の裏で綿密にイベントを設計する、アフロマンス氏のしくじりの数々とそこからの教訓とは/しくじりCEO powered by Logicool [PR]

2017年11月14日、「しくじりCEO」あのCEOが失敗談を語る!powered by Logicoolというイベントを開催しました。今をときめくCEOの知られざる失敗談から学び、挑戦する勇気をもらおうという趣旨のイベントです。

本イベントは株式会社ロジクール様との共催で、プレゼンテーションをより伝わりやすくする革新的なツール(プレゼンター)「SPOTLIGHT」を登壇者に使いこなして頂きました。

「SPOTLIGHT」を利用することで、より魅力的なプレゼンテーションを実現できることを登壇者・参加者に体験頂く機会にもなりました。

 

 

[しくじりCEO powered by Logicool その他のトークレポート]

▶︎Kaizen Platform 須藤 憲司氏 : スタートアップが本当に息絶えるときとはいつなのか。Kaizen Platform須藤氏が語る、資金ショートの危機に陥ったときにCEOがなすべき仕事とは

▶︎Smart HR 宮田 昇始氏:わかっていても陥りがちな「スタートアップあるある」のしくじり。SmartHR宮田氏の失敗の経験と、そこから今思うこと

 


派手に打ち上げ、派手に転んできた。華やかに見える表舞台の裏で綿密にイベントを設計する、アフロマンス氏のしくじりの数々とそこからの教訓とは

Afro&Co. Inc.  アフロマンス氏

 

アフロマンスです。CEOとして呼ばれることは珍しいんですけども、一応Afro&Co.という「世の中にもっとワクワクを作る」というテーマの会社を作っています。個人としてはパーティークリエイターという怪しげな造語の肩書きで活動してます。

 

しくじりを思い返すと、まさに僕、「多重しくじりCEO」で……。どこから話せば良いかというくらい、しくじっております。主にイベント企画を中心にしていますが、年に1回ぐらいしくじるので、今日は3つくらいピックアップしてお話します。

 

初回から爆発的に盛り上がった泡パ

1つ目は泡パというイベントです。泡にまみれて踊るイベントという、理屈はよく分かりませんが、やたら盛り上がるイベントです。2012年の7月13日、原宿で始めたのが最初です。実はのっけから大成功して、250名定員に対して2日間で3,000名の応募が殺到しました。

 

何でかというと、いまどき風に言うとバズったんですね。当時Facebookページの企業アカウントもなく、個人でやっていた頃でしたが、ここを見ると、2万いいね!くらいついてるんですよ。広告ではなく、個人の投稿です。「泡パーティやるぜ」って言ったら2万いいね!ぐらい、シェアも600件ぐらいになって。実際やっても、ワーっとやたら人が集まって盛り上がりました。 SPOTLIGHTのズーム機能を使うと、プレゼンテーション内の小さな文字を拡大して見せることが可能

 

それで更に勢いづいちゃって。7月13日のイベントに応募が来過ぎたんで、「7月13日の泡パの次の日も、海の家でやります」と勢いで企画しました。告知期間3日くらいだったんですけど当日は海岸に大行列。すごいノリにのってたんです。

 

そしてまた更に、豊洲ワイルドマジックってバーベキュー場に話を持ち掛けて、「野外フェスやっちゃおう」と。もうこの勢いは室内だけじゃ収まらないと。初めての野外フェスを企画し、当時のスッキリのテレビに5分間ぐらい特集されました。そうやってノリにのっている絶好調のところで……。

 

台風直撃。

 

当日、スッキリととくダネ!が取材に来たんですが、とくダネ!は完全に台風特集。「台風の中で泡にまみれて騒ぐ若者たち」みたいな、ちょっとアホな人たちの集まりみたいな感じで取り上げられてしまい、結果、大赤字。

それまで室内で泡パを何回かやって、かなり稼いでいたんですけど、それも全部泡となって消えました。

 

泡パで得られた経験:爆発的に話題になることの良し悪し

普通に考えれば、保険に入りましょうという話ですね。

ただ、ここからはあまり話さないんですけど、これ、台風が来なくても大赤字だったんですよ。「ものすごくウケたから勢いで野外でやって、台風が来て赤字。でも継続してます」という話に聞こえるんですが、冷静に考えたら、台風来たって経費が増える訳じゃないし、きちんと開催すれば前売りを返金しなくても良い。単純に赤字だったんです。

 

実はこれやった時に、目標の半分くらいしか前売りが売れてなかったんですよ。台風のせいにしているけど、実はあまり台風関係なく大赤字だったというイベントです。

 

この時の教訓は、

「山が急だと、谷も急」

 

僕が仕掛けるイベントは話題にすることを考えるので、垂直立ち上げで世の中にワーッと話題にして、一気に人を集めることが多いんですけど、僕の経験値上、こんな急上昇・急降下カーブなんですよ。ワーっと行って、超盛り上がると、大体ドーンって落ちるんですよ。なぜならば、最初にバッと来るお客さんはニワカだから。

SPOTLIGHTのハイライト機能を使うと、目立たせたい部分を効果的に強調可能

 

ブランディングしてコンテンツを育てて築いたお客さんじゃなくて、話題に飛びついてるお客さんだから、ワーって集まってもすぐ消えちゃう。これは僕が話題になるイベントを何度もやってきた結果の結論です。バズは起こせるけど、クールダウンしちゃう。本当は緩やかな右肩上がりのカーブを描いて、世の中に広げていくべきだなというのが1個目の私の教訓でございます。

 

でも懲りずに粛々と大きくしていき、今はこんな感じでフェスになっております。この中で泡が必要な方がいたら、ぜひお声掛けください(笑)

 

勢いで始めたSlide the City

2つ目、Slide the Cityというイベントやっております。ドリンクのSpriteの2年ぐらい前のテレビCMで、街中の道にウォータースライダーを敷いて、そこを滑って爽快体験というのがあったんですが、それです。

SPOTLIGHTを使うと、プレゼンテーション内の動画もクリックで再生可能。PCを操作する必要がなく、スムーズに動画再生ができる

 

僕のイベントにSpriteが協賛でついて、ついでにCM撮っちゃおうという話になったイベントですね。アメリカ発祥のストリートパーティーというフレコミでやっております。

 

発端は2014年。YouTubeでSlide the Cityの海外の映像が話題になって、公式にライセンス契約をしたいと問い合わせたら、意外とすんなり進みライセンス取得。それが悪夢のはじまりだったというわけです。

 

楽しいイベントの裏側にある苦労

Slide the Cityの大変だったこと3つ。

まずそんな場所がない。幅が12m、長さ300m。しかも、単に坂の角度で滑ってるんです。坂道じゃなきゃいけない。そんな場所ないだろという話で、やる場所がなかなか無いというのが一つです。

 

次に、物量がもの凄いのでめちゃめちゃコストがかかり、それを参加者人数で割ると割高になること。ちなみに初回は1回滑ると2,000円で、遊園地と比べたら高い。

 

そんな苦戦の中、驚異的な事件が発生しました。Spriteの年間スポンサー契約が決まったんです。夏のキャンペーンやテレビCMも連動しているので、責任重大です。まずは場所を決めないと……。と色んな会社に当たってもらうけど、いい場所が出て来ないというのを繰り返していました。

 

途方に暮れながらお台場を歩いていたら、広場の先に大きな橋があったんです。「こんな場所でやれたらいいな」と思いながら歩いていたら、足元に小さな看板があって、「お問い合わせはこちら」と電話番号が書いてあったんですよ。その場で電話をかけて話したら、たまたま窓口の人がSlide the Cityを知ってて、その場で仮押さえができました。自分の足で稼ぐべしと。

 

なんとか開催に漕ぎ付けるも、予想外のアクシデントが

これが実際に設置したスライダーです。遠目で見ると長いでしょ。300mぐらい。相当お金をかけていたんで、「チケット売れなかったら死ぬな」という感じの中、数日で1万枚売り切れ、ひと安心しました。当日も実際に滑って、凄い良い景色だなと思ってたら、1回滑るのに2時間半待ちという状況になってしまい……。

これもイベントで有り得る事故なんですけど、スライダーの長さと同じくらい人が並んでるんです。しかも恐ろしいことに、前売りチケット買った人です。当日ふらっと来たならまだしも、前売りを買っているのに2時間半待ち。

 

さらに恐ろしいのは、3回券チケットも売ってしまっていて。1回滑って、次滑るのに2時間半かかって、さらにもう1回2時間半かかるという状態になってしまいました。

 

ちなみにこの中でSlide the City行った方っています?初回に行かれた方はいないようですね。2回目以降改善したんですけど、初回でここに並んだ人がいたら、僕ここで謝るしかないです。本当にしくじりでしかない話ですね。

 

実際どのくらい売上が立ったのかというと1億円オーバーくらい売れまして、「やったー!順風満帆じゃん」と思っていたら、これまた大赤字。そろそろ僕のことバカなんじゃないかと思い出してるかも知れないですが……。

 

Slide the Cityで得られた経験:勢いで物事を進めることの良さと問題点

いま思えば、冷静な相方がいたら良かったなと思います。勢いも必要だったと思いますが。ライセンス契約時も、契約金を1週間以内に振り込んでくれと言われてその通り振り込んだし、スライダーも速攻買ったし、あの勢いがないとできないイベントでもあったから、勢いが必要だったかと言えばそうだと思うんですけど、そこに対してちゃんと計画してくれる相方がいたら良かったと思いますね。

 

この時のしくじり具合もすごかったですね。写真の端に緑色のものが見えていますが、何となく会場の坂の傾斜が緩いんじゃないかと思って坂を作ってたんです。長さが60mで高さが6mの、重さが4tくらいある坂をフワフワ遊具で。しかも、分解できない1パーツで作りました。で、実際に置いてみたけど使えなくて、本番中ここにそのまま置いたままに……。直前に勢いに任せてオーダーして、その後2年間ぐらい、その倉庫代を良い事務所費くらい払いましたね。最近廃棄したんですけれど、そのコストもそれなりにしました。

 

そういう時に止めてくれる相方がいたら良かったなと今は思います。「ムーブメントは1人でつくれない」と。これアフロマンスの名言なんですけれど、ぜひこれを覚えて帰っていただければと思います。ありがとうございました。


[Q&A]

イベントをやり続ける原動力

[Q1]  イベントは儲からないと仰っていましたが、それでもやり続ける情熱はどこから来るのですか。

 

[A1] 何にでも言えると思うんですけれども、究極お金じゃないよねという感覚はみんな持っていると思っています。お金ってマイナスをゼロにして、不安な気持ちをゼロにはできるんですけど、ゼロ以上の幸せは作れない。いくら稼いでも幸せじゃないお金持ちがいるのと一緒で、そこじゃないと思っています。

 

会社のキャッチコピーを「世の中にもっとワクワクを」ってノリで付けたんですけど、あれが意外と1年、2年経ってもぶれてない。世の中にワクワクを作ることが、自分の使命だと思っているので、儲からなくてもやるという感じですかね。

 

運の力

[Q2] 運で助けられた局面がいくつかあったとお話しされていましたが、運がいいと思いますか

 

[A2] 知っている人も多いかも知れないですが、運の実験みたいな話がアメリカにあります。すごい成功者と、失敗や借金抱えている人を100人ずつ集めてコイントスか何かをやるんですが、結局どうなったかというと、結果は同じだった。そうなんだけど、成功者は「勝ってる、勝ってる」と思ってたし、失敗している人は「負けてる、負けてる」と思ったらしいんです。

 

僕は正直言って、運がついてると思ってるんです。さっき台風の話をしたくせに何言ってるんだっていう話なんですが、晴れ男なんですよ。僕が行くフェス、やるフェス毎回晴れで、何だったら雨の中行ったら晴れるみたいなこともありました。多分、統計的に考えたら絶対にそんなことないんです。でも僕はそう思ってるし、周りの人もみんなそう思ってる。そういう気持ちの問題という意味でいくと、僕は運がついているかなと思いますね。

 

しくじりを活かし、成長できている実感は

[Q3] いくつかの教訓を活かして一つ一つそこを克服して、成長カーブが描けてるという実感はありますか。

 

[A3] すごいあります。儲かるかどうかは別の話なんですけど、規模にこだわらなくなりましたね。イベントや、違う事業でもそうだと思いますが。例えばイベントだと集客数、Webサービスだったらアクティブユーザー数とか、数字がでかければでかい程良いと思いがち。でも、ちょっと違う角度から見ると全然そんなことなくて。重要なのは内容の質や、目的ですよね。

 

PRという意味で行くと、10,000人の普通のイベントをやってもメディアには取り上げられないですけど、100人のイベントで面白い企画やったら、テレビで取り上げるという事も十分にあります。数が多い=凄いわけじゃなくて、いきなり数字を追い求めると、どうしても質が劣化するんですよ。ユーザとかもそうだと思うんですけど、質が低いユーザを集めちゃうんですよね。

 

思い返すと、今は小さいものからどんどん大きくしていって、中長期のスパンで大きなムーブメントにしていくということを意識をして色々仕掛けています。そのやり方は上手く行っている実感がありますね。

 

しくじりからの改善

[Q4] イベントで儲かる形にしようという形で、改善や追加しているようなアイデアはありますか。

 

[A4] やり方は色々とあると思いますが、パッと思いつくのは、365日小さなイベントをやり続けるのか、年一の打ち上げ花火のようなイベントに注ぎ込むのか。僕、「イベント界のTUBE」って呼ばれてるんです、夏に一気に年間を稼ぎ切ると。ちょっと博打的なやり方でもあるんですけど、イベントをビジネスとしてみると、中途半端なイベントをやっていても疲弊していくだけで、小さく細かく数多くやっていくのか、集中型で大きいのをドカンとやるか、どっちかに振らないと難しいのかなと思います。

 

アイデアの発想法と洗練のさせ方

[Q5] 手がけられるイベントのジャンルも多岐にわたっていますが、そもそも企画の発想はどういう感じでされていますか?思いついた企画の中で、実際に実行されるイベントの選定基準のようなものもあれば伺いたいです。

 

[A5] アイデアの出るタイミングは、飲み会で話してる時もあれば、1人でテレビCMを見ている時もありますが、一つあるキーワードが「違和感を感じられたとき」です。早朝フェスで言うと、朝活もフェスも世の中にあるんだけど、その2つはあまり結びつかない。

 

マグロハウスという、ハウスミュージックに合わせてマグロを捌くイベントもやっていますが、思いついたのはスシローのテレビCM。映像が綺麗で「ハウスのミュージックビデオみたいだな」と思ったのがきっかけです。思いつきのタイミングはいたるところにありますが、その中で「これはすごくギャップがあって面白いな」とか、「いろんな角度で見て、言葉にした時にどういう言葉になるかな」ということを考えますね。

 

早朝フェスとかマグロハウスみたいに、タイトルの語感、世の中に広がる感じ、メディアに取り上げられる感じ、実際にやって楽しいかということを考えます。話題になって人は集まったけど、つまらないイベントとかも結構あったりするので、いろんな面で考えてフィルター通して残ったものをやっていますね。

 

質の担保とはどういうことか

[Q6] 数字を追い求めると質が低下すると仰っていたんですけど、イベントで1番気にされていること、これだけは絶対に担保したいということがあれば教えてください。

 

[A6]単純に、参加者が楽しいかどうかです。質の低下というと、質の良し悪しみたいに聞こえるかも知れませんが、正確に言うと質がマッチしているかということです。

 

渋谷のギャルイベントにオタクを呼んだら悲惨じゃないですか。その逆もしかり。極端な話そういうことで、自分がやりたい企画にマッチしていて、それを本当に喜んでくれる人にどうやって来てもらうのか。

 

そういう人ってファンになってくれるし、その後もサポートしてくれて、それが徐々に大きな流れになっていく。みんなが満足して楽しんでくれて、また次も来たい、なんだったら手伝いたいという風になってくるのが成功かなと思います。

 


今回のプレゼンテーションで使われたプレゼンテーションリモート「SPOTLIGHT」の魅力はこちら!

▶︎効果的なハイライト機能  
従来のポインタのように対象箇所にポイントをあてるのではなく、ハイライトしたい部分の周辺をグレーアウトすることで、より効果的に注目してもらいたい場所をハイライトすることが可能

▶︎ズーム機能
プレゼンテーション内の該当部分を拡大して表現することが可能。ズーム範囲の大きさなどもあらかじめ、Logicool Presentationというアプリで設定することができます

▶︎スムーズな動画再生
プレゼンテーション内にある動画も、ポインタの操作だけで再生開始。スムーズな動画再生が可能です。

▶︎サークル機能
Logicool Presentationアプリでは、サークルカラーの色と大きさをカスタマイズすることが可能。グリーンレーザーのようなポインターとしても使用できます。

 

 

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