ウィー(we)コマース

いわゆるBtoC型のEコマースであればオープンソースのECアプリやクラウド、メールサービスなどをうまく組み合わせることで従来よりも格段に少ない投資でシステムを構築できるようになってきたことを前回のブログで話しました。で、今回はますます手軽に個人でも始められるEコマースのお話です。 people1<ここ10年の話> 手軽なEコマースの代表格といえばヤフオクなどのオークションサイトが有名ですが、有料会員登録や商品コンテンツを用意したりと準備だけでも結構大変で、ましてやお客さんとお金のトラブルなんてあったら。。。といった心配はつきませんでした。(事実として、実は私はオークションに一度も出品したことがなかったりします。)それらの手間と面倒を排除し、既存の商品情報、決済手段、カスタマーサポートを利用できるAmazonマーケットプレイスは個人を含むマーチャントに多いに重宝されていて、私も昔はブックオフで100円で仕入れた本を3,000円で販売したり、DVDボックスを見終わったら直ぐに高値で販売することでレンタルよりも安く海外TVドラマを楽しんだりと、自分なりにEコマースをうまく活用してきました。何かと手間だった商品の梱包と出荷も今やAmazonや楽天が代行してくれる時代。テクノロジーの進化により個人のEコマース参加がより浸透してゆくのはほぼ間違いないでしょう。 <モノからコトへ> ますます個人がEコマースに勤しんでゆく一方、我々はモノに囲まれた生活を長年送ってきたことでモノの消費に飽きてしまい、家電や衣料品といったかつてのボーナス商戦商材も景気に関係なく売れない時代に突入しました。さらに、この度の震災によるエネルギー節約への社会的要請もあり、人々のモノ離れは益々加速してゆくでしょう。例えば母の日もカーネーションから一緒に食事するプレゼントへ、エンタメもCD/DVDからライブイベントへといった感じに「モノよりコト」を重視する流れは先進国にとって必然であり責務なのだと私は考えたりするのです。 そんな流れをうけて我々Orinocoもモノを販売するEコマースの開発だけではなく、「誰でもカンタンにイベントが販売/管理できるPeaTiX」というサービスを今週リリースしました。消費活動の自粛から日常に戻りつつある今、モノ消費の復活だけでなく「人と人のふれあい」を促進することで「元気のある日本」を取り戻すことに寄与してゆきたい!! そんな熱い思いでOrinocoはこのサービスを広めてゆく所存です。 party1.jpg<新たなマーケティング> 新しいサービスを世の中に広める時、マスメディア広告よりGoogleやYahoo!といったポータルのキーワード検索結果に上位表示させることで顕在ユーザーにピンポイントでリーチすることが最も費用対効果の高いマーケティングというのがここ10年の通説でした。私もずいぶんと仕事を通じてSEOやリスティング広告といったSEMに心血を注いできたし、ニーズが顕在化したユーザーに対するアプローチとしては引き続き有効な手段であり続けるでしょうが、では果たしてPeatixを世の中に広めるには、「イベントというキーワードを検索する人に広告を露出する」ことが最善の策なのでしょうか?
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我々が目指しているのは「潜在的な需要を目覚めさせるような、今までになかったイベント」の普及。今こそソーシャルメディアの力を借りて、大げさかもしれませんが「ジャスミン革命」のような広がりを目指してゆくべきたど考えています。Facebookでは一人あたり平均130人の友達とつながっているといわれています。仮に友達全員に「いいね」といってもらえれば、理論上は130人×130人=10,000人以上の人々にイベントへの参加を喚起することができるはずです。 <ウィー(we)コマース> ちょっと前に、ミー(me)コマースという言葉を耳にすることがありました。 色々な解釈があると思いますが、「個人に最適化されたコマース体験を提供する先進的な仕組み」 であり、「コンピューターが顕在化したニーズをテクノロジーで満たす世界」を指すコトバだと私は理解しています。我々がPeaTiXを通じて充足したいのはミー(me)ではなくウィー(we)の世界。 追求すべきものは: – 個人の便益よりコミュニティの幸福 – 金銭的ではなく精神的な充足感 – お客様へのソリューションではなく友人への新しい価値観 日常のコミュニケーションを通じてお互いの価値観をより深く理解し、正しいコンテクストで友人が独りでは体験し得ないコトを提供する。例えばこんなイベントから私は始めます。小さいスタートですが、徐々に共感の輪を広げ、元気な世の中の再来を切望しているのです。 スクリーンショット(2011-05-13 3.42.44).png

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