エントランスマネジメントガイド「フォーメーション」について

こんにちは。みなさんは次にどんなイベントを計画中ですか?
私達は5/19に、渋谷での500人謎解きイベントを企画中です!



お時間のある方は、是非遊びに来てくださいね!!

さて、先週に引き続き今週もエントランスマネジメントについて お伝えします。

サッカー監督が、その試合毎ににフォーメーションを定めるようにイベント会場においても、そのイベント毎に適切なフォーメーションを設定する必要があります。今回は、主にエントランスブースの配置や、ブース周辺の人の動き中心にお話したいと思います。

◆スピードと精度の共存

どんなに精度の良いシュートを打つ選手でも、スピードが遅ければ、相手選手へボールを奪われてしまいます。また、どんなにスピードの ある選手でも、シュートの精度が低ければ、点を入れる事が出来ません。それと同じように、エントランスブースにおいても、お客様の入場処理を行う際のスピードとその正確性を求められます。

まずはエントランスブースを設置するにあたって、動線の確保が必要ですね。
なるべく人の動きを停めてしまう事なく、よりスムーズに通過出来る位置にブースを設置しましょう。

この際、会場内へと続く通路幅ですが、拡げすぎず狭すぎず、1エントランス管轄で大人2人分位の通路を確保出来ると良いでしょう。
事前決済サービスを使用していない場合は、お釣りを渡す手間も出てきてしまいますので、平日の15時までにお近くの銀行にて十分なお釣りの準備をしておく必要があります。
実際にエントランスブースに立つと、通常の入場受付管理以外でも様々な問題に直面する場合があり、それが入場スピードに響く場合があります。その1つが横入りです。

・横入り

これは大きなトラブルの元になりかねません。その場だけでうまく解決出来れば良いのですが、どんなに小さなトラブルでも、放置してしまう事で、場合にもよりますが、警察沙汰やそれこそ会場の営業停止沙汰に繋がってしまうケースもあります。その為、トラブルが起こってしまってからの対処は当然ですが、事前に横入りのしづらい環境を作ってあげる事も私達の役割の1つです。

ロープ等で列の順路を整備する事はその対処方法として有効です。これは後ろに並んでいる人が、入場代金を前の人よりも先に出して渡そうとしてくる場合にも効き目があります。

エントランスブースでその都度の判断になるかと思いますが、あまりにも 先頭の人が時間を掛けてしまっている場合を除いては、基本的には「代金を出 したもの勝ち」の構図を作らないことが理想です。

これもトラブルの原因に なりかねません。

<メモ>
スピードと精度を共存させる為に必要なこと

・動線の確保
・ブース内での素早いスタッフ連携
・お客様への適切な対応

◆予期せぬ事態も予期出来る事態も。

残り時間ロスタイム1分での失点や、突然コートへ乱入してくるサポーター等、サッカーでも予期せぬ事態が日常茶飯事に起こっています。ただ、それがあまりにも頻繁に続くと予期出来る事態へと変化していきますが、突然の想定外の事態は、よりパニックに陥りやすいものです。
エントランスにおいても、関係者リストに名前の載っていない人が、関係者と名乗って入場を強要するケースや、偽って落し物を取りに来る人の対処等、現場の判断でどうにも出来ない場合は必ず出てきます。特に入り口まで長蛇の列が出来ている時に限って、そういった事象は起こったりします。

そんな時もまずは落ち着いて、当日の指揮官に指示を仰ぐ事が大切です。その場の勝手な判断で事を進めてしまう行為は絶対に避けましょう。前回の記事でも書きましたが、エントランススタッフへの権限譲渡の範囲をあらかじめ設定しておくことがスピーディな現場の判断へと繋がります。

<メモ>
困った事態が起きた場合の対処法

・慌てない
・指揮官に連絡を取る(トランシーバで連携が取れるのであれば尚良し)
・困った事態に備えて、あらかじめ権限を設定しておく

全て当たり前の事かもしれませんが、心配性の私は、クドいくらいに確認してしまうことを今回は書きました。

ちなみに、サッカーに関して言えば、私は監督よりも自分でプレーする方が好きです!

最後までご一読下さいましてありがとうございます。

 

 

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で