参加者を積極的にさせるイベントの環境づくり

イベントで「誰が、何を話すか」というコンテンツはもちろん重要ですが、それと同じく重要なのが、会場や時間帯といった「環境」です。
今回は、5月23日(金)に開催された、ビジネスプレゼンテーションやパブリックスピーチを学びたい社会人をターゲットとしたイベント「The Master of World Class Speaking is presenting in Tokyo」から学んだ、参加者を積極的にさせる環境づくりのアイデアをご紹介します。

快適な会場と交流会

イベント会場は堅苦しい会議室ではなく、Oakwood Premier Tokyo Midtown(オークウッドプレミア東京ミッドタウン)というホテルのラウンジでした。低いソファーやティーテーブルが並んでいる、高級感に満ちあふれた会場は、イベント終了後もその場でくつろぎたいほど快適です。プレゼンテーション後に軽食を用意することで、多くの参加者が自然と会場に残り、交流会に参加していました。

ランチ・イベントの可能性

ビジネスイベントは、仕事帰りのビジネスマンがターゲットであり、夕方からの長時間イベントが一般的です。しかし、このイベントは11:30から1:30まで間で行われ、最後の30分が交流と食事の時間に設定されていました。
参加者には、ランチの時間を少し延長してもらう必要がありますが、仕事や家族など、夜のイベントに出席するのが難しい人でも参加することができます。また、2次会もなく、頭が「仕事モード」のせいか、限られた時間の中で活発な交流が生まれました。この適度な緊張感は、ランチタイムならではと言えるかも知れません。

プレゼンの流れの中での仕掛け

Craig氏のプレゼンテーションが素晴らしかったのはもちろんですが、参加者の関与を促す仕掛けがたくさん散りばめられていたのが印象的でした。例えば、参加者を立ち上がらせたり、一緒にブレインストーミングを行ったり、英語で10文字以内のキーフレーズを作ったり。レクチャーの流れの中で、参加者は自然とレクチャーに集中していきました。
こういった環境づくりは、参加者に意識させるものではありませんが、イベントの成功・お客様の満足度を大きく左右します。是非参考にしてください。

– リファレンス
EMC QUEST – http://emcquest.com/
Craig Valentine – http://www.craigvalentine.com/
The Master of World Class Speaking is presenting in Tokyo – http://peatix.com/event/4172
Oakwood Premier Tokyo Midtown – http://www.tokyo-midtown.com/en/facilities/apartment.html

 

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