アーティストよ、ソーシャルメディアで世界へ羽撃け!

[レディー・ガガ]
今や最も世界で有名なアーティストと言っても過言ではないレディー・ガガ。裕福な実業家の家庭に生まれて名門学校に早期入学するほどの才能をもっていたものの、自由な表現の世界を求めて親元を離れストリップクラブやドラァグ・クイーンとのパフォーマンスなどのアンダーグラウンドでの活動から彼女のキャリアはスタートしている。
音楽業界においても有名アーティストへの楽曲提供などの制作活動から実績をつくりはじめた彼女は、大物プロデューサーや大手レーベルの後押しではなく自身の実力で今日の地位を確立した。そんな彼女のサクセスストーリーにはこれからのアーティストが学ぶべきヒントがあると思い、私の考察を紹介させて頂きたい。
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[ガガの魅力]
<みんなのアイドルではない>
ガガは早い段階での成功やメーンストリーム・アーティストになれたのには同性愛者のファンとそのコミュニティでの自身への支持があり、それらのアイコンとなったことが大きいと述べている。ガガ:「私の分岐点は、同性愛者のコミュニティだった。私にはとても多くの同性愛者のファンがいる。そして、彼らは私をとても慕ってくれる。そして、彼らは私を持ち上げてくれた。彼らは私を常に支持してくれてるし、私も彼らを常に支持している。それはファンベースを作る簡単なものではない」[ja.wikipedia.orgより抜粋]。
<圧倒的な世界観>
ガガはファッションについて「何よりも大切なもの」でまた「私のすべて」であると話している。[ja.wikipedia.orgより抜粋] 恐らく街中を歩く人に「レディー・ガガといえば?」とい聞くと恐らく音楽よりもその奇抜なファッションについて指摘する人も多いと思う。世間一般に評価される流行ファッションの最先端をアピールするのではなく、自身が感じる美意識や世界観を発信する。例えば、googleで「たまねぎ衣装」と検索してみて欲しい。大物司会者をモチーフにしたその強烈なファッションは、衣服ではなくアートであり強烈なメッセージのようにも思える。
<グローバルな視野>
ガガは、東日本大震災から1日も立たないうちに「チャリティ活動」を開始している。以降、多くのアーティストがチャリティ活動を開始するなか、彼女は「日本の安全を証明したい」という思いのもと地震や原発の恐怖にも屈せずに10日間にもおよぶ長期滞在を果たしてている。その勇気とチャリティ精神も賞賛に値するが、その「行動の速さ」と「日本の問題を読み解く力」は、彼女が常日頃からグローバルな視野をもっていることの証明である。
[ソーシャルメディアのちから]
ガガはFacebookページでは4千万人以上のファン、Twitterでは1千万人以上のフォロワーをもつ、ソーシャルメディアで最も影響力があるアーティストの一人である。前述のような魅力があるからこそオンラインでの支持も爆発的に増えていったわけだが、彼女のソーシャルメディア活用方法には見習うべき点が多い。私が好感をもった点を紹介したい。
<リッチメディアの活用>
彼女のFacebookページには動画や写真など様々なリッチメディアが掲載されていて、いいねで共有された時にもニュースフィードにサムネイルが表示され思わずクリックしてみたくなるコンテンツが拡散するようになっている。また、Twitterでもテキストメッセージと交えてしばしばtweetpicなどで写真を共有することで、よりリアルなコミュニケーションを実現している。
双方向コミュニケーション
彼女のタイムラインには@マークを含むツイートがたびたび表示されているが、このように知人やファンからのメッセージに対して返事をすることで、より人間味のあるコミュニケーションが実現している。彼女自身がソーシャルメディアツールを操作していることが多いように感じれることで、より身近な存在と感じることができることも多くのフォロワーを掴む要因となっている。
<情報発信9割、告知は1割>
彼女のツイートを眺めていると、ライブやニューアルバムといった告知メッセージの割合に対して、彼女自身が今何をしていて何を思っているのか、といた自身の情報発信が非常に多いことがわかる。Twitterでのファンを獲得するためには「情報発信が9割、告知が1割」というルールが一般論として語られているが、彼女はまさにこの原則にそってメッセージを発信し続けているように思える。
[日本のアーティストよ、ガガになれ]
最近は日本のエンタテイメント業界においても、つらい経験をしてきた人、下積みが長かった人、成功から一度転落した人の活躍が目につくようになってきた。そして気のせいかもしれないが、そんなパフォーマーこそソーシャルメディアを使うとさらに多くのファンからの支持を集めることに成功しているように思える。
「世間一般に好まれる容姿端麗なタレント・アイドルをマスメディアを通じて企業が売り出す時代」は終わりつつある。
ガガが5〜6年をかけて歩んできたとおり、これからのアーティストはまず特定のファンに向けて圧倒的な世界観を発揮し、またソーシャルメディアを活用して情報を発信してゆくことでより広い世界に散らばっている(潜在的な)ファンを一人でも多く是非つかんいってで欲しいと思う。

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