「次はなにする?」- Peatix Japan株式会社のこれから-

PeatixJPteam

先日7月1日をもって、弊社の日本法人であるOrinoco Peatix株式会社は、晴れてPeatix Japan株式会社として生まれ変わりました(プレスリリースはこちら)。

奇しくも「Peatixとは何か?」を自己に問う社内プロジェクトが進行中なのですが、この社名変更を機に、過去を少しだけ振り返りつつ、これからのPeatixについてお話しさせてください。

 

まずはOrinoco Peatixという変わった前社名について。
Peatixサービス開始より遡ること数年のことですが、この会社は元々、「アマゾン出身の創業グループがこれからは別の川を下って行く」という意味合いを込めてOrinoco株式会社と名付けられました。そしてOrinoco株式会社は、複数の米国発サービスを日本へ持ち込んで運営していくことを生業としていました。

「オリノコ」というと40代以上の方はOrinoco Flowというアイルランド発のヒット曲を思い浮かべるようで、「エンヤが好きなんですか?」などとよく聞かれたものです。

 

何はともあれ、その後PeatixをOrinoco株式会社内から開発・発進させ、この事業に集中することを決めました。2011年のことです。そして日米双方から資金調達することになり、日本法人の上に新たに米国デラウェア法人を立てました。

「三角合併」というプロセスを経て米国法人を設立し、そこへ既存株主を移すわけですが(←詳しくは森・濱田松本法律事務所まで!)、その結果、元々あったOrinoco株式会社は消滅し、新たに設立する日本法人が残留することになります。

「新しい日本法人の名前は何にしますか?」と弁護士先生に聞かれ、「じゃあOrinoco Peatix株式会社で」とその場で答えて決まった会社名が今日まで残っていたわけです。

 

元々は「ライブ・コンサートなどのイベント運営を楽にする」「チケットを電子化する」という発想で始まったPeatixという事業ですが、実はもっと大きな社会貢献に繋がるということにサービス開始後に気づきました。

音楽アーティストや劇団などに使われるのでは、という当初の予想に反し、まずPeatixを使い始めてくれたのはNPO法人など、社会貢献を主たる目的とした団体や個人の方々です。様々な考えやアイデアの元に人々が集結し、それがコミュニティ化して拡大し、そこからまた新たなコミュニティが派生していく。単なるクラウド型チケット事業だと考えていたものが、もっともっと大きなものになっていく過程を我々は目の当たりにし、不思議な感覚さえ覚えたものです。

そして次にPeatixを使い始めてくれたのが、趣味趣向やカルチャーを軸としたイベントです。世の中には多種多様な趣味があるんですね。例えばトビネコ。あるいは車載動画。珍肉BBQ。Peatixを始めるまで、こういったものが存在することさえ知りませんでした。毎朝出社し、どんなイベントが発生してるのかデータベースを確認するのが楽しみです。

 

ビジネスマンならこれを「ロングテールビジネス」と呼ぶのかもしれません。まあ、そうです。「ロングテールイベント・コミュニティ」に集中した6年を経て、プレスリリースにもあるような結果が出来上がりました。

ユーザー数210万人。主催者数5.5万。流通総額110億円。海外比率30%。今となっては社会貢献や趣味・カルチャーだけでなく、音楽興行その他の多くのジャンルでPeatixは使われるようになりました。

過去ばかりを見るのは好きではありませんが、これまで多くのコミュニティを手助けし、より充実したアーバンライフを提案してこれたのは誇りに思います。(蛇足ですが:小さなベンチャーとして、大資本に対抗して大型興行に着手するのではなく、ロングテールに集中したのは戦略的にも大正解だったと思います。)

 

Peatixはベンチャー・IT界隈では「電子チケットのPeatixね」などと言われます。だけど実は違う。Peatixはコミュニティを支えるサービスです。電子チケットはごく一部の機能に過ぎません。

多種多様な考え、アイデア、趣味趣向が存在し、それら一つ一つに多くの集いが発生するような都市はより豊かな都市である、という信念のもとでPeatixは進化していきます。具体的には、ニッチで珍しいイベントやコミュニティをもっとたくさん発見できるサービスにしていこうと我々は考えました。

そこで生まれたのが「次はなにする?」というキーメッセージです。Peatixを開けば、次に行きたい何かが見つかる。そんな存在になっていきます。我々自身が様々な集いに出向き、新たな発見を繰り返し、「次はなにする?」と言い合ってるのだから、この方向性は間違いないと思います。

これからもPeatixを、そしてPeatix Japan株式会社を宜しくお願いします!


*オリノコ川ではなく利根川にちなんで「利根川ドットコム(株)」という社名にできなかったのが心残り。


**「Peatixというサービス名の由来は?」とよく聞かれます。ウィキペディアで「イベント」の定義を調べてみたらP, T, Xをを含む哲学的方程式が出てきたので(https://en.wikipedia.org/wiki/Event_(philosophy))、P, T, Xを組み合わせてPeaTiX=豆チケット、としました。

 

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