魅力的なケータリングを発掘!ケータラーが一同に集まるケータラーズ・ゲートを開催。

※当記事はケータラーズゲートの主催者である平井巧さんに寄稿していただいた記事です。

食のクリエイティブチームhonshoku主催で、10/17(土)に「CATERER’S GATE(ケータラーズ・ゲート)」を開催。場所は東京上野にある「いいオフィス」。数組のケータリングする人(僕らはケータラーと呼んでます)が登場し、来場者には個性豊かなケータリング料理を目と口で堪能していただく、ケータラーの祭典です。

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どんな場所でも食事を用意できてしまうケータリングの発注方法や楽しみ方、そしてケータラーと親しい関係になっておくことは、とても良いこと。とくにイベント主催者にとって、これは大事なことです。でもケータラーってどうやって見つけたらいいか、迷いますよね。お気に入りのケータラーを探すのも「ケータラーズ・ゲート」の楽しみ方の1つです。

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そもそもケータリングの魅力ってなに?

誰でも食べることが好きだと思うんですが、だからこそ食にこだわるヒトと、いやそこまで食にこだわらないよって言う人がいて。お腹満たせれば良いっていう。その差がこれからますます広がっていくであろう世の中に、「どんな場所でも、誰もがちゃんと食事を楽しめる」ことを保証してくれるのがケータリングの魅力かな、と思います。

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これはすごいことです。一昔前は、「とりあえず食べ物があればいい」という考えが大半でした。それは諦めにも近い。それがいつのまにか、「どんな場所でもちゃんとした料理が食べたい」となった。大学生でも、商店会のおじさんでも、誰もが人が集まる場で「食をデザイン」するようになった。それは食事を楽しむヒトが多様になったのと同時に、ケータラーの個性も多様になってきたからだと思います。

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ケータリングに期待すること

例えば、「え?こんな場所で料理食べられるの?」と、発注する側もケータラーも自分でハードルを決めて、そこに適度なストレスをつくりながら、だからこそ、その日限りの食の世界に入り込んで行く楽しさってあると思います。飲食店や家庭では味わえない、自由度の高い食のシーンをケータラーと一緒に作りたくなってしまうんです。ケータラーも最初は驚きながらも、よく自分からのムチャぶりに快く付き合ってくれるな、と感心してしまいます。大丈夫、だいたい話し合えばなんとかしてくれます(笑)

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イベントとケータリングって相性が良いと思うんです。イベント主催者が参加者に伝えたいメッセージを料理で体現してくれたり。参加者同士のコミュニケーションのきっかけとして食を囲むのもいい。イベントでそんなシーンは本当に増えてきたけど、一方で、僕がこれからのケータリングに期待するのは、あえてイベントに寄り添わないケータリング。作り手が我を出していくとケータリングはもっともっと面白くなると踏んでいます。「食欲」=「本能」に訴えるような刺激が料理にもケータラー自身にも増えてくると、僕なんかは俄然興味そそられます。本来、「食べる」というのは、ヒトの腑、いうなれば性根や心根をさらけ出す、他人に見せることが恥ずかしい行為。この本能さらけ出す時間を共有したもの同士の一体感ってあると思う。腑に落ちる、って言いますし。人が集まる場でそんなことできたらいいですよね。例えて言うなら、クライアントの要望を組みながら進める広告デザイナー的アプローチをするケータラーもいいけど、自己主張満載ロッカーよろしく、超アーティスト的アプローチによる、自分の欲望と感性たっぷりなケータラーは、きっとイベント主催者に良い刺激を提供してくれると思います、きっと。

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食べるヒトとの距離感

「食べることを楽しめる時間」を作る場合、その場に参加するヒトと、食べる行為との距離感みたいなものは意識することが大切だと思います。「好きな人と2人で食事すること」と「大勢で賑やかさを楽しみながら食事すること」はやっぱり違うこと。僕は、大勢集まるようなイベントで食を提供することに慣れてしまうと、たまに、少人数の食の場を作るのにちょっと戸惑ったりするんです。どういう加減で食をポンと置くとちょうど良いのか悩みます。食の演出が強すぎても弱すぎても駄目で、良い距離感をとれると本当に良い時間になる。自分はその場でどういう距離感を作りたいか、をケータラーと一緒に考えるのは楽しいですよ。料理の演出ひとつで場の空気は変わりますから。おすすめです。

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食の世界って追求するときりがないから、あちこちに目をやらせるのではなく、ここだけ見て!を作るのが良い場合もあります。情報がないと、それはそれで食べたヒトは、勝手に自分たちで遊んでくれます。会話が弾んだりします。食べた人が自分の頭の中で演出することを目指す、くらいがちょうど良い気がします。

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だからこれを言うと、ここまで書いてきたコラム自体が意味なくなってしまうんですが(笑)。ケータリングとは?なんて解説しなくていいんです。解説しすぎると、つまらなくなる。食って答えはないですから。それぞれの価値観で楽しめばいいんです。僕が言いたいのは、「自分なりのケータリングの楽しみ方を探してほしい」ということ。ぜひ「ケータラーズ・ゲート」に遊びに来てみてください。お気に入りのケータラーが見つかるはずです。

 

◼予約方法
当イベントは事前決済となります。参加のお申込みは下記からお願いします。
http://caterersgate.peatix.com/

■日時
2015年10月17日(土)11:45~14:00開催 ※11:30開場

■場所
いいオフィス( 東京都台東区東上野2-18-7共同ビル3F)
https://iioffice.liginc.co.jp/

■入場料
¥3,000(税込)
出店者による創作フード・ドリンクチケット9枚つき

■運営協力
Orinoco Peatix 株式会社/株式会社 LIG

■企画プロデュース
honshoku

◼お問い合わせ
info@honshoku.com
ケータラーズ・ゲート担当まで

 

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